認知症デイサービス(認知症対応型通所介護)とは
認知症デイサービス(認知症対応型通所介護)とは要介護状態となった場合においても、認知症である利用者(認知症の原因となる疾患が急性の状態にある者を除く)が可能な限り自身の居宅において、持っている能力に応じて自立した日常生活を営むことができるよう生活機能の維持や機能向上を目指し、必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図る目的で提供されるサービスです。
つまり、認知症の方に限定した小規模な通所介護サービスです。一般の通所介護では施設側が認知症の方に対応しきれていなかったり、スタッフや環境になじめなかったりすることがあります。しかし、「認知症対応型通所介護」は、認知症の方へのケアを提供することを目的とした事業所であるため、専門的なケアを受けることができます。何かのプログラムをもって残された身体機能を維持するというよりも、利用者本人が楽しく通い続けることができるように工夫がされていることから、認知症の方に合ったサービスが提供されます。
例えば、認知症の方は昔のことをよく覚えていることから、昔のおもちゃなどを用意する回想法や、昔の童謡などを利用した音楽療法などです。
認知症対応型通所介護のサービスの内容
認知症対応型通所介護のサービスの具体的な内容は、脳血管疾患、アルツハイマー病等により記憶機能等の認知機能が低下し日常生活に支障が生じている要介護者に対して、デイサービスセンター等において、入浴、排泄、食事等の介護、機能訓練を提供するサービスです。
地域密着型サービスは、認知症高齢者や中重度の要介護者が、住み慣れた自宅や地域でできるかぎり生活が続けられるように、地域ごとの実情に応じた柔軟な体制で介護サービスが提供されるしくみです。地域との連携や運営の透明性を確保するために2016年からは運営推進会議の設置が義務付けられています。
サービスを提供する事業所の指定や指導監督は市町村で行います。このため、原則として、このサービスを利用できるのは、事業所がある市町村の住民です。
なぜ認知症デイサービスに通うのがいいの?
認知症に特化したケアが受けられます
一人ひとりに合った食事やレクリエーションを行うことができます
家庭の状況を活かした生活リハビリも行います
こんな型にオススメです
- 機能訓練をして、しっかり歩けるようになりたい
- 家族が仕事のため日中介護してくれる人がいない
- 外出や他者との交流の機会として
- 認知症状の対応に悩んでいる
- 家族の促しでは入浴・食事などスムーズに行えない
- 昼だけでも配食弁当ではなく、きちんとした食事を食べたい